松田さんの放牧豚と、ちょっとだけ脂のハナシ。

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宮崎県の松田さんから届いた放牧豚。実はGW中に少しだけお出ししたお客様もいらっしゃるのですが、最近、入荷しました豚です。このお肉の断面を見ただけでも、凄く美味しそうですよね!

身にしっかりと味わいがあり、脂もしっかりと甘みがあり、バランスのよい美味しさを感じます。「バランスがよい」というのは大切な事で、それが食べた後の「軽さ」にも繋がると思うのです。


少し豚肉からは話が外れますが...。

ここ最近の傾向として「脂を避ける」方も多いのですが、しっかりと体を維持する為にはとても大切な要素です。体を車に例えるなら、食べ物は車を作る資材。資材(食べ物)で車(体)を作り上げていきます。それを動かすガソリンが脂なのです。車を作ったはいいけれど、ガソリンが無ければ動きません。そして、そのガソリンはできるだけ質が良い方が好ましいですよね。粗悪なガソリンだと車が壊れてしまう事だって考えられます。円滑に体が動けば、「食べて」から「出す」までの作業も円滑になるわけですから、体も軽くなる訳です。(ちなみに、脂を避けると便秘になりやすくなります)

そう考えると、自然の中で必要に応じて自然に蓄えた脂にこそ意味がありますし、だからと言って今の世の中であれば寒い冬にも食べるものがある訳ですから、1度に食べる量も多くなくて良いのです。(ガソリンを詰め込みすぎても、車体が重くなるだけですものね!)だからこそ、バランスの良い美味しさというのはとても大切なんだなぁ...と感じます。


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放牧豚を飼育している松田さんの住んでいるのは、この写真のUの字に流れている川の向こう側に見える丘です。人間が人間らしく生きるとことを目標に暮らしていらっしゃいます。(松田さんの暮らしている村のことは、またいつかゆっくりと話したいと思います)その松田さんが育てるのですから、ここで暮らす豚たちは豚らしく生きています。


私は飲食店経営者兼料理人の嫁になり、今の仕事をしていますが、何かある度にいろんな方の「生き方」を垣間みることになり、いろんなことを考えるキッカケを与えてもらってます。その作業は「生きるとは」ということを紐解く様な作業のように感じる事があります。19年前にお店をオープンした頃は、こんなに深く「生き方」を考えることになるとは思いませんでした。良かったのか悪かったのか、今は判断できませんが、ウチのシェフやこんどーさん共々、ものすごく刺激になっている事には違いなく、まだまだ知らない事が広がっている事に不安を抱えつつも、どこかもっともっと!と思ってワクワクしているようにも思います。

松田さんの豚さんに接して、またひとつ知りたい事が増えました。まだまだ、仕事はやめられないみたいです。どこまで続くのやら...。(笑)







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by gcpt | 2018-05-28 11:44 | お料理(食材)のコト

楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


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