アルヴァス 2010/パーネヴィーノ

ここ最近、お客様にお出ししてるワインで、
しみじみ、美味しいなーと思ったシリーズ第1弾。

先日、新しいヴィンテージの2011年が入って来て、
あ、そういえば、前のヴィンテージの2010年はどうなっているんだ?と
開けてみたアルヴァスは、とーっても可愛らしくなってました。(^^)

ちなみに2011年はまだ飲んでません。
早く飲みたいけど、どうしようかなぁ?と悩み中です。

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パーネヴィーノ/アルヴァス 2010

サルディーニャのパーネ・ヴィーノ。
アルヴァスは、白ワインと赤ワインの中間の様な、本当に便利なワイン!
赤か白か迷っちゃうーって時に、ぴったりハマること間違いないっ。
この時期の、食欲な〜い!って雰囲気でも、
飲み始めるとスルスル〜っと入っていってしまいます。

色は麦茶の様な紅茶の様な、艶やかな色合いで、
香りも豊かで、味わいも軽くなく、濃くなく、心地いい感じです。

輸入元のヴィナイオータさんのコメントに、
とってもかわいいコトが書いてあって。
マルヴァジア主体で土着品種がイロイロ入ったアルヴァスについて、
パーネ・ヴィーノのジャンフランコが語ったものらしいのですが。


ただでさえ沢山の品種が一緒くたになるわけで、
 人だってそういう状況って大変じゃん?
 だから、できるだけ彼らに精神的ショックを与えないために、
 生まれ育った環境に近い温度や光量で
 醗酵を始めてあげたらいいかなぁと思って


(下記に詳しい輸入元コメントを載せてますので、ご興味のある方はぜひ!)


私がブドウなら、間違いなくジャンフランコのことを
「お父さん!」と呼ぶでしょうねー。(笑)
こんな風に想ってもらえてるなんて、
「待ってて、美味しくなるから!」と、やる気になります!(単純...)

ジャンフランコはきっと、ブドウにとって
最高の環境を作ってあげるのが仕事だと思っていて、
彼らが一生懸命がんばることのサポートをする。
なんだか、会社の上司と部下の様な感じもありますね。

そんなジャンフランコの作るワインはどれも、
味わいも豊かで飲むのが楽しくなり、
飲み終わった後、本当に優しい気持ちになります。

「癒される〜!」まさにそんな感じです。


こんなワインを夏の終わりに傾けつつ、
秋の訪れを期待しつつ、飲み干せたら幸せでしょうね〜。


あぁ、ヨダレが....。



【輸入元コメントより】

使用されている品種の1つ、マルヴァジーア(Malvasia)の中を取ってAlvas。
同時にAlvasはサルデーニャ語で白を意味します。
沢山の品種が使われているので、
酵母、酵素、そしてバクテリアもいろいろな種類がいたほうが
醗酵が円滑に進むと考え、屋外、コルクの木の下で醗酵を始めます。
屋外で始めるのにはもうひとつ理由があるそうで

『ただでさえ沢山の品種が一緒くたになるわけで、
人だってそういう状況って大変じゃん?
だから、できるだけ彼らに精神的ショックを与えないために、
生まれ育った環境に近い温度や光量で醗酵を始めてあげたらいいかなぁと思って』

とのこと…。
そして醗酵の最中、醗酵槽ごと『風邪をひかせないよう』に、
徐々に温度帯の低い、光も空気(の循環)もない所
(まずはセラー入り口付近に、そして徐々に内部へと・・・)へと運び込み、
果皮ごとの発酵後、圧搾し、ダミジャーナで熟成、ボトリング。


by gcpt | 2013-08-09 19:20 | イタリアワイン

楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


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