2012年 11月 01日
ほんとーにひとりごと。
久しぶりに思った事を書こうと思います。
何故って?それは時間があるから~。(笑)
日本シリーズ中はヒマです...。
今、22時ですが、もう片付けも終わりかけ。
シェフと近藤さんは仕込みに入るので、
私はブログの更新でも...なんて思った訳です。
さて。
よく、ワインや食材のコメント欄に、
「自然や生態系に対して最大限の敬意を払って」
とか、
「その土地の(そのヴィンテージの)個性を表現できる様な」
とか、いう表現で書いてある事があります。
聞き方次第では、すごーく偽善的に聞こえるかもしれないですし、
ただの商業的な商品の売り文句の様な気もしますが、
こういうの、キライじゃないんですよね。
むしろ大好物的な存在です。(笑)
あ、明らかにウソっぽいのは別として!ですよ~。
「地球上の全ての中にいる、ひとつである自分を認めた上でなければ、
自然や生態系に感謝し、尊敬することはできない」
とか、
「その土地や季節の壮大なドラマをワインや食材に閉じ込めて食べる。
でも人はその中にあるちっぽけな存在」
とか、そんなことを考えちゃって、
地球に包まれている感覚になると言うか、
自分がひとりではなく、
みんなに生かされている事を実感してしまう感覚に陥ります。
だから、今、扱っているワインや食材が好きなのかもなぁ~って思ったり。
「伝統に則って、代々手工業と農業の兼業」
とか聞くと、もう、
「そうそう、おばあちゃんがこう言っていたっけ?
おばあちゃんも自分のお母さんに教えてもらったんだよね〜。」
と料理を作るときの自分と重ねちゃったりして。
「だよねー。おばあちゃんのお母さん、やっぱスゴイわ、美味しいわー」
とか、作ってる途中の料理をつまみ食いしながら1人で盛り上がる。
私は母にも教えてもらいましたが、
おばあちゃんにも、よく料理を教えてもらってましたー。
本当にザックリした感じの伝え方なのに、美味しいんですよー。
この間、シェフと近藤さんと、
「便利って言うけど、今の便利って本当は都合がいいってことだよね」
という話になりました。
「レンジでチン!って、すごく便利~って思うけど、
本当にそうかな?美味しくない、誰が作ったかも分からない様な味だし、
ただ単に、その都合がいいってことで、良い意味じゃないよね~」
なんて話してました。
便利って言葉を調べると、
「目的を果たすのに都合のよいこと」
おおー!これはまさに!!
便利はいいイメージがあるけど、
都合がいいってあんまり良いイメージじゃない気がします。
目的を果たす為なら、どーでもいいのか?と考えると、
やっぱり、そうじゃない、その経緯があってこそ素敵だと感じるのです。
私は、ちょっと甘いなぁ~って思いながら食べる、
カツオだしが利いた味噌煮込みに母を感じます。
その甘味と旨味に癒しを感じ、あぁ、美味しかったと思う。
「疲れてるときは体をあっためて、よく寝るのがイチバンだね」
なーんて言いながら出してくれる味噌煮込み。
「お母さんの味」がほっとする存在ならば、
その真逆が「レンジでチン!」になるのかなー。
それは、山本屋や寿がきやの味噌煮込みじゃ、感じないのです。
人にとって都合のいい仕事は、
果たして、人以外にとっても便利なものなのでしょうか?
そんなことをグルグルと考える秋の夜。
正解なんて無いと思ってますから。
この問いは、きっとエンドレスに心に問われることになるのですが、
でも、やっぱり私は都合がいい仕事より、人の温かさが伝わる仕事が好きです。
ということで、このワインを飲みたいなーって思って書きました。
私にとって、いろんな意味で始まりだったワイン。

いつか、また出会う事があるならば、
きっと涙が出ちゃうでしょうね。
「土壌やブドウの特性をより自然な形でワインに表現できたらと考えている」
って「考えている」ってところに魅かれる、秋の夜でした。
何故って?それは時間があるから~。(笑)
日本シリーズ中はヒマです...。
今、22時ですが、もう片付けも終わりかけ。
シェフと近藤さんは仕込みに入るので、
私はブログの更新でも...なんて思った訳です。
さて。
よく、ワインや食材のコメント欄に、
「自然や生態系に対して最大限の敬意を払って」
とか、
「その土地の(そのヴィンテージの)個性を表現できる様な」
とか、いう表現で書いてある事があります。
聞き方次第では、すごーく偽善的に聞こえるかもしれないですし、
ただの商業的な商品の売り文句の様な気もしますが、
こういうの、キライじゃないんですよね。
むしろ大好物的な存在です。(笑)
あ、明らかにウソっぽいのは別として!ですよ~。
「地球上の全ての中にいる、ひとつである自分を認めた上でなければ、
自然や生態系に感謝し、尊敬することはできない」
とか、
「その土地や季節の壮大なドラマをワインや食材に閉じ込めて食べる。
でも人はその中にあるちっぽけな存在」
とか、そんなことを考えちゃって、
地球に包まれている感覚になると言うか、
自分がひとりではなく、
みんなに生かされている事を実感してしまう感覚に陥ります。
だから、今、扱っているワインや食材が好きなのかもなぁ~って思ったり。
「伝統に則って、代々手工業と農業の兼業」
とか聞くと、もう、
「そうそう、おばあちゃんがこう言っていたっけ?
おばあちゃんも自分のお母さんに教えてもらったんだよね〜。」
と料理を作るときの自分と重ねちゃったりして。
「だよねー。おばあちゃんのお母さん、やっぱスゴイわ、美味しいわー」
とか、作ってる途中の料理をつまみ食いしながら1人で盛り上がる。
私は母にも教えてもらいましたが、
おばあちゃんにも、よく料理を教えてもらってましたー。
本当にザックリした感じの伝え方なのに、美味しいんですよー。
この間、シェフと近藤さんと、
「便利って言うけど、今の便利って本当は都合がいいってことだよね」
という話になりました。
「レンジでチン!って、すごく便利~って思うけど、
本当にそうかな?美味しくない、誰が作ったかも分からない様な味だし、
ただ単に、その都合がいいってことで、良い意味じゃないよね~」
なんて話してました。
便利って言葉を調べると、
「目的を果たすのに都合のよいこと」
おおー!これはまさに!!
便利はいいイメージがあるけど、
都合がいいってあんまり良いイメージじゃない気がします。
目的を果たす為なら、どーでもいいのか?と考えると、
やっぱり、そうじゃない、その経緯があってこそ素敵だと感じるのです。
私は、ちょっと甘いなぁ~って思いながら食べる、
カツオだしが利いた味噌煮込みに母を感じます。
その甘味と旨味に癒しを感じ、あぁ、美味しかったと思う。
「疲れてるときは体をあっためて、よく寝るのがイチバンだね」
なーんて言いながら出してくれる味噌煮込み。
「お母さんの味」がほっとする存在ならば、
その真逆が「レンジでチン!」になるのかなー。
それは、山本屋や寿がきやの味噌煮込みじゃ、感じないのです。
人にとって都合のいい仕事は、
果たして、人以外にとっても便利なものなのでしょうか?
そんなことをグルグルと考える秋の夜。
正解なんて無いと思ってますから。
この問いは、きっとエンドレスに心に問われることになるのですが、
でも、やっぱり私は都合がいい仕事より、人の温かさが伝わる仕事が好きです。
ということで、このワインを飲みたいなーって思って書きました。
私にとって、いろんな意味で始まりだったワイン。

いつか、また出会う事があるならば、
きっと涙が出ちゃうでしょうね。
「土壌やブドウの特性をより自然な形でワインに表現できたらと考えている」
って「考えている」ってところに魅かれる、秋の夜でした。
by gcpt
| 2012-11-01 22:59
| ひとりゴト