岩手・濱戸さんからの手紙

岩手の肉牛の出荷が、今月初めから規制がかかりました。
ということは、仔羊も止まるってこと。


がーーーーーーんっ!!!



岩手の濱戸さんから、連絡を頂きました。
出荷ができなくてすいません...って。

そんなぁ。濱戸さんが謝る事じゃないです!



という気持ちが抑えられず、悶々と思う日々。
宮崎で発生した口蹄疫で、
日本中の畜産農家さんが怯えていたのは、つい最近の事。
それがやっと収束したと思って、さぁ!って時に、
地震、そして、原発問題。出荷停止って。


どーーーーーして、こーーーーなっちゃうのーーーーーーっ!!


と、矛先の無い怒りを、
どう鎮めたら良いのでしょうか。

(あ、矛先はあるんですけど大きすぎちゃって、
 私とか、ミトコンドリアぐらいにもなってない様な気がするので)



一生懸命、濱戸さんが育ててくれて、
放射線量の検査だって、ちゃんと大丈夫だって結果が出てるのに。

結局、阻止するという事は、
全てを止める以外、ないのだということだって、
仕方ない事だって事ぐらい、わかるけど。

震災から前向きに頑張っている方がいるのに、
そのハナ先をヘシ折ってしまう様な、この出来事。


今年はどうなるか分からなかったけど、
ちゃんと出荷できて嬉しい!って言っていた濱戸さん。
その気持ちを考えると...。


もう悲しくって、切ないって。
どうしようもない気持ちです。



中勢以さんやカドワキさんも、ニュースの度に連絡をくれました。
ちゃんと検査したから、安心してね!って。

こんなに頑張っている農家さんやその周りの方たちが、
ある意味、トバッチリを受けて、
それでも私たちに心配をかけない様、気遣ってくれて。
それなのに、ぬくぬくしている人のいる事が、
どうしても許せないと思う。

ウチのリゾットのお米を分けてくださってるお米屋さんだって、
古米を買い込む人が凄くて、普通に営業できない状態だ...って。
古米を買い込むってことは、新米を買わないってこと!?

きっと丹下くんだって、石原くんだって、
日本で頑張っている農家さん達は、
みなさん、明日は我が身だって思ってらっしゃると思うのです。

心穏やかでないって考えると......。



もう、怒りというか呆れというか。
一日も早く、以前の様な日本に戻ってほしいだけなのに。




なんだか、そんな事を思うこの頃。
正直、私たちがヘコんでいては、どうしようもないので、
何かあった時には、ちゃんとサポートできるようにしておかないと。



濱戸さんが頑張っていることを知ってるので、
復活したら、全力で応援するもん!



応援する事しか出来ないけど、
美味しいって思うものがなくなってしまわないように、
私は食べてくれる方達に、ちゃんと伝えたいって思ってます。

そのために、ちゃんと勉強します。
少しでも力になれるように。


そう、改めて思ったのでした。




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by gcpt | 2011-08-15 12:06 | 日々の出来事

楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


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