楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


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最近、天然、自然というと、なぜか「=安全」というような解釈がされていることが多いように感じますが、それは先人達の知恵を引き継いでいるからであって、知識を引き継いでいない場合は、危ない目に遭う事も少なくないと思います。

例えば、山菜やキノコたち。
美味しい山菜やキノコの近くには似た様な毒のある草が近くに生えている事が多く、それを見極める事が出来るからこそ美味しい山菜やキノコを楽しめるだけで、見極められなければ毒がある草やキノコと間違ってしまうこともあるんだと思うのです。(よくニュースになってますしねー)

あとね、毒は無くても、不味いのも一緒に居るんですよ、よく(笑)。

ただ、毒は、その持ち主の身を守る事もあり、私たちには毒でもその持ち主にとっては武器だったりと、訳があって存在している。毒だけじゃなく、地球の上にある万物は、何かしら意味があって存在しているんだと思うのです。いろんな影響を受けつつ、増えたり減ったりして、バランスを上手にとっている。そして、存在する意味のあるものたちを、人間の勝手で「いらないもの」とするのは、人間がどんどん生きにくくなるように感じます。

人間が道路を便利に感じて山の中に高速道路を走らせるだけで、その両側の山は断絶され、同じ山でなくなり、その山に生きる生き物のバランスが崩れる事だってあるわけで、その山の恵みを頂いて暮らしていたその山の生き物達が本当はとてもとても不便になっていく。そういう意味では、高速道路も人間が持つ毒で、何かにとっては勝手の悪い存在かもしれないですね。

それを踏まえつつも、なくなってしまうならなくなってしまえばいいと思うんや〜って、師匠は山に入りながら言います。恐竜だってマンモスだって、今はいなくなっちゃった。絶滅危惧種なんて言われている生き物ってすごくいっぱいいるじゃないですか。23,000種って、もう全然想像もつかないし、どう守れば良いかなんて全く分かんない...というのが正直な所です。

大切にする事はとても大事だと思うのですが、今、恐竜達がいたら、私たちはまあまあ暮らしにくく生きているんだと思うんですよね。ある映画のように、町を一瞬で壊されたり...ってね。

無くなってしまえばいいってことじゃないけど、無くなっていくけど、無くなった分、増える物もいて、増え過ぎれば減る何か要因が出て来て、地球上で上手に(もしかしたら不器用に?)バランスをとっているのではないでしょうか?いろいろ考えると、とても難しいですが、本当はとても単純なんでしょうね。今、この地球の上にあるものがあるだけで、無いものは無い訳で。

そんなことをつらつらっと考えては、ウチに届く食材やワイン達に向き合ってます。今、手に出来る食材やワインたちは、私たちが大事にしたい方々から届く物ばかりです。何かが届き、手にする度に愛おしく思って感謝して、大切にしたいなぁ...って。そして、この気持ちも、ウチへお食事にいらっしゃる方達に届いたら嬉しいなぁ...と。

今日は、18年と3日目...ということで、ゴッチャポントは、先日、18歳になり、19年目に突入しました。なんとか続けられたのも、こんな一宮の片隅まで、食材やワインを届けてくれた方々と、お客さんとしてお越しくださった方々のおかげです。本当に感謝しております!本当に、ほんとーーーーにっ、ありがとうございます!!

この先も、なんとか存在できてれば良いですけど(汗)。「なくなってしまうならなくなってしまえばいいと思うんや〜」ってことにならないように、私たちも強く生きなくては!と思うこの頃です。

私たちに関わってくださるみなさま、19年目も、こんな私たちですが、どうぞよろしくお願いします!!


写真は、大好きな濱戸さんの牧場。ここで濱戸さんと一緒に羊達が生活してます。そして、この土の中にもたっくさんの生き物がいて、それぞれが濱戸さんたちと共あるんですよね。そういうことをちゃんと感じられるのって、幸せですね。




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by gcpt | 2017-08-29 20:36 | 日々の出来事
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「食事をガソリンだと思ってる人がいるけど、食事は人間の体を作るものなんだよ。その素材が悪かったら強い体にはならない。だから強い豚を育てたいんだ。」


とは、この写真の後ろ姿がカッコいい(!)梅山豚の生産者の坂本さん。坂本さんはただただ「強い豚を作りたい。その豚をみんなに食べてもらって、健康になってほしい」と仰います。(ワタクシとしてはお顔が他人と思えない(笑)梅山豚さんたちもめっちゃ可愛かったっス!)

坂本さんに会って、このお話を聞いた時は、ものすごーーーく嬉しかったです。あぁ、坂本さんで良かった!と。

確かに食事をすれば元気になる気がするのでガソリンの様に感じてしまう事があります。でもよーく考えてみると、料理に使われた食材を「その個体の最小の形」にまで口や胃や腸など体を使って分解し、全身を使って体の各部署に運び、それを再構築して体が作られているのですから、食事は全然ただのガソリンじゃない、「私」という工場に運び込まれた素材でもあるのです。

「私」という工場で分解、更には「私の設計図」に合うように作り直す。それが食事の全貌の様な気がします。

毎日毎日、摂取してからの、分解と流通と再構築、廃棄を繰り返している体。噛み砕いたものを溶かし、分解しにくい物が入れば溶かすにも時間がかかり、良い物も悪い物も一旦は吸収し、異物はろ過して外に出し、必要な物が整い次第、体を作っていく...。さらにはその一環でガソリンになるようにも工夫され、工場自身が工場を作ってる。工場は「私」が思っている以上に過酷な労働を強いられているように思います。だって、工場が停止するまで年中無休ですもの(笑)。お正月休みも無い。(あ、むしろものすごい稼働してるかも!笑)

長い長い時間をかけて、今の工場の設計図を人間は手に入れたのに、作る事に夢中で、その設計図に必要な素材がどんな経路を辿って来たのか...ということや、さらにはその素材を作りあげる自然や関わる人への感謝を忘れかけているのが、今の世の中の様な気がしてます。(昔はもっとコンパクトな世界の中で生きていたでしょうから、知る事が容易だったかもしれないですね)

あと、設計図には必要な分だけ使うって、きっと書いてあると思うんです。それが足りずに欲するという事は、何か異常事態なのかもしれないですね...。

これは私の想像なので、間違っているかもしれないですけどね。きっとそういう事なんだろうなぁ...と、思うこの頃。

何が言いたいかと申しますと、私は私の工場の責任者ですから、しっかりと考えて、悔いの無いようにしっかりと私(と私に関わってくださっている方)のために選びたいです。時々間違ったって、それは私の責任で、もし上手くいけば、それはとても嬉しい事で。そして、そこに自然とそれに関わる人が感じられたらとても幸せだなぁ....と。

工場の責任者として、今日もしっかり仕事したいと思います!(笑)





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by gcpt | 2017-08-24 15:53 | ひとりゴト