楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


by gcpt

カテゴリ:ひとりゴト( 16 )

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尾長鴨です。首の毛が白くてとってもかわいいです。青首鴨の色合いに比べると少し大人しく感じてしまうけど、実際、近くで見てみると、とってもキレイなのです。種類によって全然形が違って、種類が同じでもその個体ずつに違いがあります。

胴の長いコや短くてずんぐりしているコ、1頭でくるコたちならば、美形さんもいれば、ブサイクさんもいて、身が締まっているコもいれば、あれ?このコってどうしたんだろう?なんてコも、中にはいて。それは猪でも鹿でも仔羊でも牛でも豚でも鳥でも、動物だけでなく野菜などの植物ですら、それは感じます。でもみんな生きていたし、コレからは私たちがこのコたちに生かされるんだって思ったりもします。

自分や自分の回りの人たちに置き換えても、それは然り。その置かれている状況・環境でも、それまた然り。

その生き物としての個性、さらには一個体としての個性。それがあるから楽しいなって思うし、いろんなバランスがとれるんだとも思ったりします。私は1人ではなーんにも出来ないです。生きていく事も含めてって考えると呆れちゃいますよね(笑)。

つらつらと、すいません。
ひとりごと、でしたー。



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by gcpt | 2016-01-29 08:41 | ひとりゴト
ジビエのお肉達や天然鮮魚達、
天然キノコや山菜を扱っていると、
あれ?っと思う事があります。

一部を除くのですが、
通常の飼育や栽培の物では感じ得ない力強さと言うか、
幼稚な表現で本当に分かりにくいかもしれないのですが、
山に生きるモノ達を食べたときの体がカ〜〜〜ッと熱くなる感覚とか、
海に生きるモノ達の力強さとか、生命のたくましさとか、
キノコを食べた翌日のデトックスぶりとか、
山菜を食べたときの頭がクリアになる、目が覚める様な感じとか。
いつもの食事では感じる事が少ない、あの感覚。
逆に市販の出来合いの食事をした時に感じる、
あのザラつく感じやベタつく感じは全くなく、
体がスッキリとしていく感じと、
体が自然に...というよりも
自動的にバランスをとっていっているような感じ。

お店にいると、
これって本当に食べれるの?とか、
クセがあるから絶対無理!とか、
そういうお話がツキモノです。

ならば反対に、
日々、日常的に口にいれている食べ物が安全か?っていうと、
自分達が知らないところでいろんな操作が行われていて、
それについて十分な告知がされている訳でもなく、
深く考えてない事も多いのではないかなぁ?と思う事もあります。
ちょっと考えるとおかしな事がいっぱいあるのに、なかなか気付かない。

食材が持つ栄養価の低下が深刻になって来ている現状を知らずにいる方も多く、
カロリーは高いのに栄養がないということは、
食べても食べても本当の意味で満たされることはないということになると、
体を使って食事をするのに、それはなんだか残念だと感じます...。

生きてる!って感じられるような食事をすることが
一部の人間だけになるというのも何だか寂しいな...って思うというか。
ただ知らないだけというなら、ぜひ知って、
今よりもホンのすこーしだけでも興味も持ってくれたなら
嬉しいなと思うというか。

私は健康オタクでもなですし、長生きしたい訳じゃないです。
人間という生物が生きると言う事がとても大変なことも、
今までの人間の辿った道を振り返ればすぐに分かるし、
それならば、生きている間をできるだけ有意義に生きたいと思っているだけで...。
生を受けたときから死ぬ事が分かっているのに、
病気をしていたら時間がもったいないし、
気を病んでいたら目の前に楽しい事が起こっても素直に楽しめないし。

カーゼ・コリーニのロレンツォさんの話は、
仕方ないという言葉で片付けてしまいがちな矛盾なコトが無く、
私にとってとても心地よいものなんです。

http://lorenzocorino.blogspot.it/search/label/versione%20giapponese

何度も何度も読み返すのですが、その度に新鮮に感じてます。

だからもっと楽しく生きる為に、
美味しい食事をしたいって思う。
美味しいお酒を飲みたいって思う。

難しいけど、本当はとても単純。
単純だからこそ、難しい。

そんなお話でした。
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by gcpt | 2015-08-10 15:24 | ひとりゴト
念願の「ひつじや」さんです。西塚さんとはいろんな場所でご一緒する事があったり、必然とも思える様なご縁があったり。でも、お店にお伺いするのは初めてでした。

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(↑)お店に入ってこのテーブルを見たら、 ものすっごいテンション上がりましたー!( ̄▽ ̄)

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(↑)お食事の前の見学にて。 アンタ達、誰?と私たちを見ながらも、ゴハンに一生懸命な羊達。(笑)


山形のひつじ飼いの西塚さん。羊達が生まれ落ちる所から食べるまでを一貫している農家さんであり、飲食店さん。この素晴らしいことって、なかなか伝わりにくい。

先日も、結婚前からよく遊んでいた友達との話の中で「かわい動物=美味しい食材」になるのか?という様な話になりました。そこを直結する事が難しい世の中になっている事も確かで。残酷とか、グロイとか、そんな話じゃない。

土だって生きている、小さな生き物達だって生きてる、草木だって生きている、動物だって生きてる、さらにはそれに人間が生かされているのだから、そりゃ直結するさ!

......ってことだけなんです。

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(↑)こっちもお食事に一生懸命な羊達。か、かわいいぃぃぃ.....


自分の、その体ひとつで生きてるって思うと感じられないかもしれないけど、この空気と土と水と、そこに生きるみんなにこの体は生かされてるって思えば、そんなに難しいことじゃないと思います。

それでも、生き物を屠畜する(殺す)ことを他人に任せている私たち。そのうちに、生き物であったはずのお肉達は物になり、口に入る頃にはそのお肉が生きていた事を忘れてしまっている事が多く、その近くにいる人達でさえもがそうだったりする気がしてます。

そんな、この世の中でなかなか体感する事が難しいことを感じながら食事が出来る場所はそうそう無いと思うから、西塚さんのやっている事はとても素晴らしい事だと感じてしまうのです。

正直、全ての人が知ることができたならいいのにな....とも思うけど、知らなくても良いかな?とも思ったり、この辺りの線引きはとても難しいのですが、私は知っていてよかったと思う事の方が多いです。

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(↑)西塚さん家の畑で、これから頂く野菜を収穫する人たち。


難しい話を散々しましたが、そりゃもー、美味しいですよ。羊のお肉が艶っぽいのなんのって、とても色気のあるお肉です。一緒に同行してくださった山形の酒屋さん「源八」のご主人の日下部さんの的確な(!)ご指導のもと(笑)これは、ジンギスカン...なんてひとくくりにしたくないぐらいの西塚さん家の美味しいお肉達とその脂を吸った野菜達という名のお料理だなぁぁぁ〜!

...と、思ってました。(笑)

西塚さんはご家族で畑もやってらっしゃるから、その場所でとれたお野菜と一緒に頂いて、もう、本当に!今、思い返しても楽しい夜でした。

この日はジュンサイやら、いぶりがっこやら、サルシッチャやら、他のお料理もおいしく頂けて、ただただ幸せな時間でした。日下部さんの選んでくれたワインとお酒もおいしく、強炭酸レーヴィの虜になったのは言うまでもなく....。(笑)

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(↑)こんな大きなジュンサイ、見た事ナァァァイ!


またすぐにでも行きたくなっちゃう山形。一宮からは小牧から飛行機でビューーーンとすぐなんですよね。このところ、とても身近に感じてしまう東北です。


西塚さん、ありがとうございましたー!!羊達はもちろん、お父さま、奥さま、お子さんにも会えてよかった〜。( ´ ▽ ` )ノ

日下部さん、本当にイロイロお世話になり、ありがとうございました!!また、あのカワイイ奥さまとお子さん達にもまたお会いしたいし、本当なら奥さまも一緒に飲みたいっ。

ものすごーく満喫した山形の夜。次の日の朝、すっきりして目覚め、川崎町へ向かったのでした〜。


西塚さんとお話して、西塚さんが見てる未来がとても楽しみです。

これからも、いろいろと難しいことに出会うかもしれないけど、ひとつずつ乗り越えて行ける様に応援しか出来ない自分達は本当に頼りないけど、それでも応援したいって思う気持ちには変わりないので、ンガン応援して行こうと思ってます!(`◇´)ゞ

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by gcpt | 2015-07-25 15:44 | ひとりゴト

おいしいの裏側

本来、家畜と共に過ごして来た人間は、
こんな残酷な事(今の様な動物を物と見る様な畜産)を
しなかったんだと思うのです。

家畜を育ててくれた山や自然に感謝し、
生活を共にした家畜の命に感謝し、頂いていたんだと思うのです。

そのうち、人間の生活がどんどん変化し、
(あえて豊かになったとは言いたくない)
家畜と共に生活すると言う事が無くなり、
生き物と食材が別に感じる様になり、
美味しいという脳への刺激だけを受けたがる様になって、
それを上手にやってのけた人が
「こうすると食べた人がよろこぶよ」
なんて、最初は善意だったことが、
ただただ過剰になって行っただけだと思うのです。

なんでもですが、越えちゃ行けない事があって、
でも人間は欲が強いからドンドン越えて行ってしまう。

昔の人たちは「神」とか「祟り」と言って、
自分達を戒める術を持っていたのですが、
今はその箍(たが)すらはずれ、
もうドンドン越えて行ってしまう。

そして、確かに便利になったけど、
豊かかどうかと言えば、
そうでないと感じている人がいるのは何で?どうして?
本当はそこを満足するのではなく、
もっとシンプルなことで人は満足しているのではないかって思うのです。

本当は便利な世の中ではなく、
人の心を感じる出来事で満たされることの方が多い様に感じます。

話がそれましたが。
今、他者(すべてのもの)により生かされていることに感謝して、
今度は誰か(何か)の為にがんばるって、
なかなか素敵な生き方だって思うこの頃です。
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by gcpt | 2015-02-16 17:02 | ひとりゴト

Panezzaのパン

茨城で角谷さんという方がパンを焼いていらっしゃいます。

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「Panezza(パネッツァ」
http://panezza.jp/

HPのタイトルの後に

「茨城県、筑波山麓の古民家を改造し、薪窯でパンを焼いてます。
 ローマ郊外、ジェンツァーノのパンを基にしてます。
 酵母は小麦粉と水のみを混ぜて自然発酵させてます。
 イタリア料理に良く合うので、
 イタリアンを作るときはイタリアパンをどうですか?」

と、書いてあります。
イタリア料理にも、もちろん合うのですが、
素材感のあるお料理なら、なんだってピッタリ来る気がします。
一緒に食卓に並ぶ素材達から見たら、空気の様な存在のパン、
いなくなると不安になっちゃうパン。(彼女・彼氏みたいなもの!?笑)
「素材にそっと寄り添うパン」と言ったイメージでしょうか〜。

イタリア料理は素材感のあるお料理が多いので、当然と言えば当然かな!(^^)


角谷さんとは、
茨城にあるワインのインポーターさんにいらっしゃる時にお話させらもらい、
愛知県にゆかりがあるという話から、仲良くさせて頂いています。

お話ししていても、いつも元気でとっても楽しい角谷さん。
某所では「ヒゲパンマン」なんて、呼ばれてます。(笑)
そんな角谷さんが焼くパンですから、
とにかく陽気で、良い意味で素朴で、気取らず、
食べていて体に落ちて行く感じが心地よく、
すーーーっと馴染む様に入っていきます。

柔らかふんわり口どけが良い、という形容詞とは真逆にいて、
口をいっぱい動かして、ガジガシ噛んでたべるバン。
それでいて、体にすーーーっと入ってて行く感覚。
イヤな感じがなんにもない、うーん、なんて言ったら良いのかしら?
とにかく、すーーーっとです。

だから毎日食べたくなる!

お野菜との相性もよく、少しの食材にある塩で味わいが増幅します。
パン自体は水分量が少ないのでオリーブオイルや
乳製品のとの相性もよいです。
野菜とハム、野菜とチーズを挟んだだけで、
おいしいサンドイッチが出来ちゃう。
ただ挟むだけでいいーんです。究極のファストフード。(笑)
忙しい仕事の合間に、このサンドイッチをパクっと食べれば、
おいし〜って気持ちで満たされ、幸せになって、仕事が頑張れちゃう。
食べた後の体の軽さもすごく心地よいです。

大きなパンなので、
日が経つにつれて味わいが徐々に変わっていきますが、
美味しいのには変わりないので、
結局今回は、1週間近くなんだかんだと食べ方を変えつつ、
毎日食べていました。
なのに飽きないです、ほんと、ビックリするぐらい飽きない(笑)。
お米ラヴァーなウチのシェフとこんどーさんも、
毎日、バックバク食べてました。ゴハン〜って言わずに(笑)。

パンもワインもお野菜もお肉もお魚も同じ。みんな生きてますね〜。(^^)
生きてるから美味しいし、
生きていてくれるから最後までしっかり使える。
無駄にする事がないんですよね。
そこがみんな、一緒なんです。

季節によって味わいも変化し、それをパンで表現してくれる角谷さん。
角谷さんの分身の様なPanezzaのパン、
気になる方はお取り寄せもできますので、ぜひ、試してみて下さいっ。

ちなみに、ワインとパンがあれば、
もー、いっくらでも入っていきます。

お休みの日にダラダラとPanezzaのパンと一緒に飲んでたいなー。
(絶賛、妄想中)


さて、今日もお仕事、がんばりますっ!!
(現実に戻る様に言い聞かせてマスっ!)
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by gcpt | 2014-05-04 09:26 | ひとりゴト
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今、お世話になっている魚屋さんの方は、
養殖の魚は極力避けたいと言います。
確かに海が荒れている時は全然、お魚がなく、
漁に出てる時はステキなお魚が並んでいます。
一般のお客さんも買うお店なので、
丁寧にした処理されたお魚が並んでいたりして、
主婦目線でも楽しいお魚屋さんなのです。

ではなぜ天然を扱いたいと感じてらっしゃるのか。

「本来、自然に育ててもらったものを
 必要なだけ食べているならば、
 それがボクはイチバンいいことだと思うから」

と、シェフにお話してくださったらしく、
その言葉にズキュン♡と来てしまったみたいで、
シェフも毎日、お魚屋さんに通ってます。(笑)


今まで食べていたお魚はなんだったんだろうね?
なんてことも、しばしば。
お魚も届きたてのフレッシュ感を感じたり、
熟成をかけてあげることでおいしさが増したり、
やっぱり奥が深いし、それが楽しい。

私たちは陸地にいるから海は別の様に感じるんだけど、
結局は海も陸地も繋がっているんだなーって、
お魚を扱っていると思います。

ジビエっていうと特別な物の様に感じますが、
海の中のお魚は、ただただジビエでしなかく、
「漁」をしてくれる漁師さんたちがいるから食すことができます。
海の中のものはその上の空気中にあるすべてと共存し、
成り立っている。命がグルグル回っているのです。

ひとつひとつのお魚に敬意を表ししっかりと食べきる事が大切だなぁ。
それには、おいしくしっかりと料理に仕上げる事が大切だなぁ。

そんな当たり前の事を、改めて決意させてくれる
情熱家のお魚屋さんが私たちに届けてくれるお魚を、
ぜひ召し上がって頂きたいですし、
美味しいお魚を育ててくれる自然を大切に感じていたいと、
なんだか強く思う日々です。






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by gcpt | 2014-01-10 09:16 | ひとりゴト

Remember

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アリス・ウォータースの料理原則がつらつらと書かれている中で、

「食べ物は尊いということを忘れずに」

と、最後を締めくくっている。

「いただきます」

これも感謝の意味のこもった言葉。
食材である生き物(動物も植物も)の命を絶ち、
それらの命を貰い受けた(食した)人間が、
自分の命を維持し生存することの感謝を表す言葉。

すべてに命があると頭では分かっていても、
なかなか心底からそれを思う事は難しいですね。
特に植物にそれを感じるのは、声を発しない分、
さらに難しい様に思います。

「ごちそうさまでした」

これも馳走(奔走)して、食材を集め、
もてなしてくれたことへの感謝の言葉。

今、私たちがお店でお出ししている食材は、
たくさんの方の手を通って、私たちの元へ届きます。

例えば、飼われているコのお肉ならば、
そのコが食べるものを育てる方、そのご家族、一緒に働く方達、
それを与え、そのコを育てる方、そのご家族、一緒に働く方達、
それをさばき、食肉にしてくれる方、そのご家族、一緒に働く方達、
それをウチへ運んでくれる方、そのご家族、一緒に働く方達....
と、無限に人を介している訳です。

すべてに感謝をし、食べられる事の幸せを感じ、食べる事を考えたい。
食べる事が反射的な行動にならないように。

昨日、この本を貸してくださった方とじっくりお話をしました。
その方の思う事と、自分達の思う事と、
そのどれもが夢の様な話に聞こえるかもしれないけど、
よくよく考えて、きっと夢の様な話...じゃないと思うから、
それを伝えられる様に私も頑張らないと。

そんなことを思いながら、
ちょっとモヤモヤしていた気持ちが、晴れて来た様に感じました。

私たちがひとまず目標に出来るのが30年後という、新たな目標ができました。
あとはどうやってそこへ向かうか、考えたいと思います。

何かをがんばることができるのは、とっても幸せな事ですね!
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by gcpt | 2013-08-20 09:22 | ひとりゴト

ほんとーにひとりごと。

久しぶりに思った事を書こうと思います。
何故って?それは時間があるから~。(笑)
日本シリーズ中はヒマです...。
今、22時ですが、もう片付けも終わりかけ。
シェフと近藤さんは仕込みに入るので、
私はブログの更新でも...なんて思った訳です。


さて。

よく、ワインや食材のコメント欄に、

「自然や生態系に対して最大限の敬意を払って」

とか、

「その土地の(そのヴィンテージの)個性を表現できる様な」

とか、いう表現で書いてある事があります。

聞き方次第では、すごーく偽善的に聞こえるかもしれないですし、
ただの商業的な商品の売り文句の様な気もしますが、
こういうの、キライじゃないんですよね。
むしろ大好物的な存在です。(笑)
あ、明らかにウソっぽいのは別として!ですよ~。


「地球上の全ての中にいる、ひとつである自分を認めた上でなければ、
 自然や生態系に感謝し、尊敬することはできない」

とか、

「その土地や季節の壮大なドラマをワインや食材に閉じ込めて食べる。
 でも人はその中にあるちっぽけな存在」

とか、そんなことを考えちゃって、
地球に包まれている感覚になると言うか、
自分がひとりではなく、
みんなに生かされている事を実感してしまう感覚に陥ります。
だから、今、扱っているワインや食材が好きなのかもなぁ~って思ったり。


「伝統に則って、代々手工業と農業の兼業」

とか聞くと、もう、

「そうそう、おばあちゃんがこう言っていたっけ?
 おばあちゃんも自分のお母さんに教えてもらったんだよね〜。」
と料理を作るときの自分と重ねちゃったりして。
「だよねー。おばあちゃんのお母さん、やっぱスゴイわ、美味しいわー」
とか、作ってる途中の料理をつまみ食いしながら1人で盛り上がる。

私は母にも教えてもらいましたが、
おばあちゃんにも、よく料理を教えてもらってましたー。
本当にザックリした感じの伝え方なのに、美味しいんですよー。


この間、シェフと近藤さんと、

「便利って言うけど、今の便利って本当は都合がいいってことだよね」

という話になりました。

「レンジでチン!って、すごく便利~って思うけど、
 本当にそうかな?美味しくない、誰が作ったかも分からない様な味だし、
 ただ単に、その都合がいいってことで、良い意味じゃないよね~」

なんて話してました。

便利って言葉を調べると、

「目的を果たすのに都合のよいこと」

おおー!これはまさに!!

便利はいいイメージがあるけど、
都合がいいってあんまり良いイメージじゃない気がします。

目的を果たす為なら、どーでもいいのか?と考えると、
やっぱり、そうじゃない、その経緯があってこそ素敵だと感じるのです。

私は、ちょっと甘いなぁ~って思いながら食べる、
カツオだしが利いた味噌煮込みに母を感じます。
その甘味と旨味に癒しを感じ、あぁ、美味しかったと思う。
「疲れてるときは体をあっためて、よく寝るのがイチバンだね」
なーんて言いながら出してくれる味噌煮込み。

「お母さんの味」がほっとする存在ならば、
その真逆が「レンジでチン!」になるのかなー。

それは、山本屋や寿がきやの味噌煮込みじゃ、感じないのです。



人にとって都合のいい仕事は、
果たして、人以外にとっても便利なものなのでしょうか?

そんなことをグルグルと考える秋の夜。

正解なんて無いと思ってますから。
この問いは、きっとエンドレスに心に問われることになるのですが、
でも、やっぱり私は都合がいい仕事より、人の温かさが伝わる仕事が好きです。


ということで、このワインを飲みたいなーって思って書きました。
私にとって、いろんな意味で始まりだったワイン。
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いつか、また出会う事があるならば、
きっと涙が出ちゃうでしょうね。

「土壌やブドウの特性をより自然な形でワインに表現できたらと考えている」

って「考えている」ってところに魅かれる、秋の夜でした。
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by gcpt | 2012-11-01 22:59 | ひとりゴト
この数日間、いろんな出来事がありました。

16日の火曜日から一緒に仕事をする事になった
ホールを主に担当してくれる「井上さん」。
なんとも元気でキラキラしてるんですよ(笑)。
まだ1週間ですが、私ってば、すっかり元気を頂いておりマス。

みなさん、よろしくおねがいします!

井上さん、一緒に前に進めるよう、頑張りましょう!!


そして、もう1つ。

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by gcpt | 2010-02-21 08:33 | ひとりゴト

カボチャのプリン

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ウチの娘(小学校4年生)がマンガに影響されたのか、
「カボチャのプリンを作りたい!」と言い出しました。
なかなか、一緒に作る事も無いので、
ゴッチャポントの定休日にシェフ(父)と一緒に作る事になりました。

材料を一緒に買いに行き、
カボチャを蒸したり、裏ごしたり、
普段はすぐ諦めちゃう娘ですが、一生懸命、作っていました。

好きな事には、本当に一生懸命になるんですよね〜。
(これぐらい勉強もしてくれたら良いんですけど....笑)

買い物から帰ってきた私に、
「できたよ!」と、言った娘の顔は、
なんだか達成感に満ちあふれ、とても満足気。

冷えてからみんなで食べました。
シェフのサポートがあり、味は美味しいものの、
プリンとしては決して美味しいとは言えないものでした。
でも、一生懸命さは伝わるプリン。
なんだか、第一歩を踏み出したような、
母親としては、なんとも言えない感じでした。
この1回だけに、ならなければ良いけど(笑)。

また、いろいろ挑戦して、
美味しいお菓子を食べさせてくれるかな?
そんな淡い期待を抱きながら、
「ごちそうさまでした!」と娘に言いました。
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by gcpt | 2009-10-19 22:00 | ひとりゴト