楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


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体は年中無休の工場だなぁ...と思ったりして。

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「食事をガソリンだと思ってる人がいるけど、食事は人間の体を作るものなんだよ。その素材が悪かったら強い体にはならない。だから強い豚を育てたいんだ。」


とは、この写真の後ろ姿がカッコいい(!)梅山豚の生産者の坂本さん。坂本さんはただただ「強い豚を作りたい。その豚をみんなに食べてもらって、健康になってほしい」と仰います。(ワタクシとしてはお顔が他人と思えない(笑)梅山豚さんたちもめっちゃ可愛かったっス!)

坂本さんに会って、このお話を聞いた時は、ものすごーーーく嬉しかったです。あぁ、坂本さんで良かった!と。

確かに食事をすれば元気になる気がするのでガソリンの様に感じてしまう事があります。でもよーく考えてみると、料理に使われた食材を「その個体の最小の形」にまで口や胃や腸など体を使って分解し、全身を使って体の各部署に運び、それを再構築して体が作られているのですから、食事は全然ただのガソリンじゃない、「私」という工場に運び込まれた素材でもあるのです。

「私」という工場で分解、更には「私の設計図」に合うように作り直す。それが食事の全貌の様な気がします。

毎日毎日、摂取してからの、分解と流通と再構築、廃棄を繰り返している体。噛み砕いたものを溶かし、分解しにくい物が入れば溶かすにも時間がかかり、良い物も悪い物も一旦は吸収し、異物はろ過して外に出し、必要な物が整い次第、体を作っていく...。さらにはその一環でガソリンになるようにも工夫され、工場自身が工場を作ってる。工場は「私」が思っている以上に過酷な労働を強いられているように思います。だって、工場が停止するまで年中無休ですもの(笑)。お正月休みも無い。(あ、むしろものすごい稼働してるかも!笑)

長い長い時間をかけて、今の工場の設計図を人間は手に入れたのに、作る事に夢中で、その設計図に必要な素材がどんな経路を辿って来たのか...ということや、さらにはその素材を作りあげる自然や関わる人への感謝を忘れかけているのが、今の世の中の様な気がしてます。(昔はもっとコンパクトな世界の中で生きていたでしょうから、知る事が容易だったかもしれないですね)

あと、設計図には必要な分だけ使うって、きっと書いてあると思うんです。それが足りずに欲するという事は、何か異常事態なのかもしれないですね...。

これは私の想像なので、間違っているかもしれないですけどね。きっとそういう事なんだろうなぁ...と、思うこの頃。

何が言いたいかと申しますと、私は私の工場の責任者ですから、しっかりと考えて、悔いの無いようにしっかりと私(と私に関わってくださっている方)のために選びたいです。時々間違ったって、それは私の責任で、もし上手くいけば、それはとても嬉しい事で。そして、そこに自然とそれに関わる人が感じられたらとても幸せだなぁ....と。

工場の責任者として、今日もしっかり仕事したいと思います!(笑)





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by gcpt | 2017-08-24 15:53 | ひとりゴト