今季、初のBeau Paysageの畑へ訪問でした〜。

先週は連休を頂きました。いろいろ溜め込んでいた雑用を消化したり、息子の保護者会やその後のランチやら、久しぶりにゆっくりのんびり過ごした気がしました。お天気もよかったのでとっても気分よく、お休み〜♪って感じで、たまにはいいですね!

そして、水曜日は山梨の津金にあるBeau Paysageの畑にも少しお伺いすることができ、久々、岡本さんともゆっくりのんびりお話して来ました。今年に入って岡本さん自身にもいろいろ変化もあった様ですが、津金の葡萄たちは相変わらず元気な様子でした。去年は雹害にあったものの、ブドウの生育自体はとてもよかったようで、今年もそれと同じく、とてもいい感じなんだそうです。このまま何事もなく、秋を迎えられると良いですね!

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(↑津金の畑のブドウさん達。暑かったけど、お天気もよく、気持ちいい日でした〜!)

最近、岡本さんとお会いすると、ワインの話...というか「仕事」の話をよくします。岡本さんが思う、岡本さんの仕事というのは「ワインを作る仕事」と言うのはちょっと違って「(津金とブドウを)出来る限り見守る仕事」と言うほうがしっくりくるんだそうです。「見守ることで津金のワインができるから、ボクじゃなくても津金のワインは作れます」とも仰っていて。今のBeau Paysageのワインは津金が作っているんだと言う事を強くお話くださいます。ちょっと極端すぎる気もするのですが(笑)、そう岡本さんが感じていらっしゃると言う事は、きっとそうなんだろうな、と思うのです。

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さらには、ここ最近はブドウに対して何かアクションを起こしている訳ではないけれど、どんどん糖度が上がっているそうです。確かに、年々、液体としての密度が増している気がします。それに伴って、その年、その年でいろんなお天気の日を過ごす津金のブドウたちが、ある程度、どんな状況でも育ってくれるんだそうです。それは今の仕事(=見守る)の状態を何年も続けて来て、ブドウを育ててくれている土が(良い方向へ)変わって来ているからではないか...と話してくださいました。

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この辺りの土への考え方は、岩手の羊農家の濱戸さんともとてもよく似ていて、岡本さんも土の中の生物たちがしっかりと活動している状態であれば、その土の状態もよくなり、その上に生える植物たちが健やかに育つと考えていらっしゃいます。だから「ボクが作る訳じゃない、津金が育ててくれるのです」と、いつも岡本さんは仰っているのでしょうね。

それと、濱戸さんも岡本さんもフカフカの土はおかしい!とおっしゃいます。あれはフカフカではなく、スカスカなんだと。濱戸さんは「山の土は堅いでしょ?そういうことだよ」と言い、岡本さんも「本来、土は堅いものなんです!」と。

土の話は本当に面白いです。この辺りのことも、簡単に、でも詳しく書こうと思っているのですが、ものすごく時間がかかりそうです...(滝汗)。いつになるのやら...(遠い目)。

岡本さんから「小城さんは、もし、脱出不可能な無人島でひとりぼっちになっても料理を作りますか?」という質問から(コレ、みんなに聞いてるらしいデス...笑)、お互いが「ワインも料理も、自分の為には作らないよね...」「喜んでもらえる人がいてこそ、仕事が楽しく充実感を得られるから...」「喜んでもらえれば、ワインや料理じゃなくても良かったんですよ!」「ですよね~!」なーんて話しておりまして、なんだか無邪気なオジサン2人、学生さんの様でした。

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人それぞれ、生き方も違うし、仕事も違うし、好きな事も違うし、頑張り方はイロイロあって。どーしたっても、ひとりひとり違うと思いますが、どこまでいっても誰かに喜んでもらえるのは嬉しくって、とっても幸せなことですね。

そんなこんななオジサン2人、みなさんに喜んでもらうべく、これからも頑張る様ですよ。楽しい時間でした!!




by gcpt | 2016-07-24 20:54 | 生産者さん訪問

楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


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