イチジクのさかい農園さん (愛知/常滑)

先週の月曜日、
いちじくでお世話になっている常滑の酒井さんの畑にお邪魔して来ました。
雨続きの週だったのですが、何とか曇りで、雨が降らなくってよかった〜〜〜!!

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いつも5月頃にお伺いしていたせいか、青々としたイチジクを見るのが新鮮!
ワッサワッサと葉っぱを広げて大きくなろうとする勢いに、
この時期の植物ならではの力強さを感じたりしてました。

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藁を厚めにしっかり敷いてあり、下草たちもワサワサっと。
暑ーい暑ーい夏の保水の為に...と話してくれる酒井さんと良子さん。
「(草も何にも無い)砂漠のような土の上より
 (イチジクの木たちが)元気な気がするんだよね〜」って。
いつも畑にいる酒井さん達が言うのだから、きっとそうなんですよね。

ちょっぴり話は脱線しちゃいますが。
どんな言葉を並べるよりも、
その木や、その生き物たちが「元気」であることのほうが、
何倍も説得力があると思うのです。

目が虚ろなコたちを見ても、
生かされてるだけのコたちを見ても、
ヘンな言い方だけと、トキメキがないんです。
ドキドキしないというか。

なーんて言ってますけれど、
私としては何か確信があるって訳じゃないんですけれどね。
あの直感的に感じる「生きてる!」って雰囲気に遭遇すると、
一気にトキメイて、ドキドキワクワクが止まらなくなっちゃうんです(笑)。


さて、話は戻って。

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いつもドルチェで使う事の多いイスキアブラックの木。
青空がグーーーンと高くなる秋頃に美味しくなります。
イチジクとしては遅い時期の品種になるんだと思うのですが、
イスキアブラックだけで作るタルト、美味しーいんですよぅ〜〜〜。

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こちらは白イチジク(白というよりグリーン)のバナーネ。
表皮が赤くならない品種で、夏果も秋果もできる品種とのこと。
ところどころに夏果がなってました。
そして、よく見ると枝の所にバナーネのちっちゃーいコが!
この子達は秋果ちゃんたちです。よーく見るといっぱいなってました。
大きくなれうよぅ〜〜〜。

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そしてこれはキウイの畑。
棚仕立てなので、下草たちの保湿っぷりは半端無く、
暑ーい日だったのですが、とっても気持ちのいい涼しさでした。
まだまだかったーーーいキウイの実なので、
食べれるのは随分と先なのですが、
この暑さに、なんだか美味しそうに見えちゃってました(笑)。


今年も酒井さんからイチジクを送って頂く予定です。
8月ぐらいから早い品種の爽やかな味わいのイチジクたちが届きます。
早い時期はサラダでお出しする事が多いのですが、
冷やしてビネガーでマリネするだけでしっかり美味しくなるので、
酒井さんのイチジクは、本当に手間いらずな優等生です(笑)。

秋にかけては、味がしまって、グングンと凝縮した美味しさになります。
この辺りのイチジクを使ったドルチェは、毎年、とても好評なのです。
その勢いに、うちのこんどーさんが仕込みに追われるぐらい(笑)。

今季もとっても楽しみですが、
そうそう、イチジクの時期=台風の時期でもあるので、毎年、それがとても心配なのです。
という訳で、今からてるてる坊主を作って備えたいと思いまーす!

酒井さん、良子さん、今年もどうぞ、よろしくお願いします!!
by gcpt | 2016-06-27 15:33 | 生産者さん訪問

楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


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