少しずつ....

先日、届いた雉(キジ)。
フランス語でフザンダージュ(=熟成)の
フザンが雉のことを言うのを、実は初めて知りました。

雉は日本の宝。本当に美しいです。

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3人で惚れ惚れと見ながら、今季最後になるかもしれないので、
思い残す事のないように思うことを試して来季に繋げるよう、と、
ダンナさんとこんどーさん。

ジビエ=くさいだなんて仕事をしていては、
伝わるものも伝わらなくなる。
それよりも、お肉を食べる本当の意味を伝えたい。

地球上に生きる微生物を食べた土や植物(草)を
人間は直接食べることができない。
だからそれを食べ、生きている生き物を食べる。
お魚だってそう。
海水を直接飲む事は出来ないし、
だから自然塩にしたり、
海の生き物を食べる事で人間は進化して来た。

そう考えた時に、
お肉やお魚がどう育って来たのかを考えないと、
食べることができることへの感謝に繋がらない。
彼らの命を頂く事はどういうことなのかを考えないと。

だからこそ、命に感謝しつつもちゃんと美味しいお料理にして、
説得力のある仕事ができますように。

お肉を頂く時に、
いつも3人で思い、話す事です。


そうそう、夕方や夜によく聞こえて来る雉の鳴き声。
うちの近くでは、いつまで聞くことができるのかなぁ...?
なんて思わずにはいられないぐらい、
お店の回りがどんどん変化して行きます。
畑や田んぼがドンドン家に変わって行きます。

うるさいぐらいのカエルの鳴き声だって、
そのうち聞けなくなるかもしれない。
キジバトや虫の鳴き声だって。

そんなことを考えてしまったりして、
ちょっぴり寂しくなりますね。

とにかく今は頂くと言う事に感謝をしながら、
少しずつ、少しずつ、成長して行けると良いなって思います。
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by gcpt | 2015-02-03 17:05 | 日々の出来事

楽しい料理と自由なワインのある草食系食堂ゴッチャポントです。ブログではディナーでお出ししている食材やお料理を中心にご紹介してます。


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